不動産一括査定を匿名で依頼できる優良サイトを教えて下さい。【匿名査定】

不動産一括査定を匿名で依頼できる優良サイトを教えて下さい。【匿名査定】

持ち家(一軒家・マンション)を売却しようかなと考えています。幾らで売れるのか?本当に売れるのか?不安です。なので、価格を調べてから売却を決めようと思っています。
知人は不動産一括査定を利用したようですが、複数の不動産会社からしつこく営業されたみたいです。不動産会社には、自分で売ると決めてから相談したいです。
不動産会社からしつこい営業を受けずに、自分の不動産の価格を知ることができる良い方法を教えてください。

この記事に登場する専門家

菅 正秀

宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。
大阪府大阪市生まれ。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。ステレオタイプの不動産会社のイメージを払拭して、顧客と不動産会社が健全なパートナーシップを結べる一助なるコンテンツ作成を心がけている。

今回のご相談者様は、

①持ち家を売却するかどうかを決めるために、まず自分の不動産が幾らで売れるのか価格を調べたい

 

②しかし、不動産一括査定を利用すると、複数の不動産会社からしつこい営業を受けて、ご自身でゆっくり考えて決める前に売ることになってしまうのではないかと悩んでいる

不動産は、高額で大切な資産です。その処分にあたっては、自分のペースで決めたいと考えるの至極当然のことです。

本記事では、そんなまだ不動産の売却を決めかねている方のために、匿名で不動産一括査定を利用する2つのやり方(優良な2つのサイト+α2サイトの計4サイトをご紹介します。

最後までお読みただければ、不動産会社から営業を受けることなく、ご自身の不動産の価格を知ることができ、売却するかどうかじっくり検討することができるようになります。

この方法は、あなたが売却を決定した場合には、すぐに不動産会社に仲介を依頼することもできるものです。

宅地建物取引士で、業界経験20年以上の筆者が、分かりやすくお伝えします!

不動産一括査定を匿名で使う決定版! HOME’S(ホームズ)の匿名査定

ホームズの匿名一括査定

HOME’S(ホームズ)匿名査定サイト

売却を考えているけれど電話営業は受けたくない、売却は自分のペースで決めたい そんな方におすすめの1つめは、「HOME’S(ホームズ)の匿名査定」になります。

HOME’S(ホームズ)の匿名査定の概要

HOME’S(ホームズ)といえば、賃貸物件や中古マンション・一戸建て等の売買物件の情報を手に入れる不動産ポータルサイトとしてイメージを持つ人は少なくないでしょう。

実は、売却する場合の不動産一括査定サービスや、今回ご紹介する匿名査定のサービスも行っているのです。

HOME’S(ホームズ)の匿名査定とは、あなたの物件情報を入力するだけで、複数の不動産会社から査定結果を入手できるサービスです。

最大の特徴(メリット)は、従来の不動産査定依頼をする場合に必須とされていた個人情報(住所、氏名、電話番号等)を入力しなくて良いことです。誰からの依頼かわかりませんから営業の電話はかかってきません。

それなのに、複数の不動産会社から査定結果が得られます。そして、ユーザーは、じっくり検討し売却することを決めた場合、査定結果を送ってきた不動産会社へ連絡をとることもできるのです。

まさに、自分のペースで不動産を売却するかどうか決定できるサービスです!

なぜ、しつこい電話(営業)がくるのか理解しておこう!

HOME’S(ホームズ)の匿名査定についてを解説する前に、そもそもなぜしつこい電話や営業がくるのかを理解しておきましょう。このことを理解しておくと、これから実際に不動産売却を行う上できっと損はしません。

さて、不動産一括査定サービスを利用すると、複数の不動産会社から営業の電話がかかってくのはなぜでしょうか?

それは、不動産一括査定サービスのビジネスの仕組みが原因です。

不動産一括査定サービスを利用するユーザー(=所有の不動産の価格査定を依頼する人)は、無料で利用できます。

そうすると、不動産一括査定サービスを運営している会社(例えば、HOME’S一括査定を運営している株式会社LIFULL)は、どこから収入を得ているのでしょうか?

実は、実際に査定を行う不動産会社から、ユーザー(価格査定を依頼する人)を1人紹介する度に1社あたり10,000円から15,000円の手数料を得ている仕組みになっているのです。

不動産一括査定サイトの仕組図

不動産一括査定サイト→ノーリスク

不動産会社が、ユーザーと媒介契約を結ぶことができたかどうかには関係がありません。不動産一括査定を運営する会社は、ユーザーを紹介するだけで収入があるのです。しかも、1ユーザーあたり6から10社に紹介することになっています。

したがって、もしあなたが不動産一括査定サービスの送信ボタンをポッチと押すだけで、運営会社は、60,000円から150,000円の収入があるのです。

不動産会社→リスクを負う

これに対し、ユーザーの紹介を受けた不動産会社は、

  • 10,000円~15,000円の紹介料を支払う
  • 物件を査定する手間(時間コスト)
  • 複数のライバル会社(同様に紹介を受けた不動産会社)と競う

こういったリスクがかかっています。

これが、複数の会社から何度も営業の電話がかかったり、面談するまで査定額を教えないといったしつこい営業につながる原因です。
不動産会社によっては、査定をする担当者に媒介契約数のノルマを課しているところもあります。

当然ですが、不動産会社としては、せっかく紹介を受けるなら不動産を売却を決めているユーザー(今すぐお客になる人)を紹介して欲しいのです。
ですので、ユーザーに「これから考えます」「価格を知りたかっただけ」と言われてしまうとガッカリしてしまいますよね。(結果的にリスクを得ただけになってしまうので)

運営会社 vs 不動産会社
実際にここの問題(「売却を考えているけれどまだ決めていないし、営業は受けたくないユーザー」)について、運営会社と不動産会社の間で紹介手数料の支払いをめぐって日々言い合争いがおこっています。
※筆者のクライアントの不動産会社では、紹介手数料対象外になる案件が毎月20%ほどあります。

つまり、ユーザーと不動産会社とのミスマッチが起こっているわけですね。

ミスマッチを解消する仕組みが「HOME’S(ホームズ)の匿名査定」

そんなミスマッチの解消をねらった仕組みが、HOME’S(ホームズ)の匿名査定です! 

HOME’S(ホームズ)の匿名査定の仕組みは、ユーザー(査定を依頼する人)の無料利用は同じですが、不動産会社が紹介手数料を支払うタイミングが一括査定サービスと違います。HOME’S(ホームズ)の匿名査定では、ユーザーは個人情報や、物件所在地の詳細(マンションであれば部屋番号、一戸建てなら所番地)を伏せて査定依頼をします。

 

ユーザー

届いた複数の査定価格を吟味し、さらに詳細な情報が欲しい不動産会社があれば、その会社に個人情報を明かして問い合わせます。

 

不動産会社

この個人情報開示があってから、紹介手数料を支払う仕組みになっています。

 

つまり、より媒介契約が取れる可能性が増した段階にならなければ、無駄に紹介手数料を支払う必要がないのです。HOME’S(ホームズ)の匿名査定は、2008年末よりマンションだけに対応してスタートしました。最近では、一戸建て・土地の査定項目も加わり、充実されました。

HOME’S(ホームズ)の匿名査定の注意点(デメリット)

売却を考えているけれど電話営業は受けたくない、売却は自分のペースで決めたい人にとってベストとも思える「HOME’S(ホームズ)の匿名査定」にも、3つの注意点(デメリット)があります。

ご利用にあたっては、以下の注意点をふまえてお使いください。

  1. 査定価格の精度が不完全
  2. 査定を行う不動産会社を選べない
  3. 査定に期限がある

順番にご説明します。

1.査定価格の精度が不完全

これは、査定を依頼するにあたって匿名性を確保するために物件を特定(マンションなら部屋番号、一戸建てなら所番地)しないので、致し方ないのです。

不動産は個別性の強い資産です。例えば、マンションでも801号室なのか808号室なのかによって、陽当り、通風、眺望等が変わってきます。まして、一戸建てで所在が丁目までしかわからないのであれば、おおよその相場を基準に幅をもたせた査定にならざるを得ません。

筆者が利用してみた時の査定価格も4,880万円 〜 5,180万円とのことでした。

しかし、売却するかどうかの判断材料としては、これぐらいでも良いのではないかと思いました。少なくとも素人(ユーザー)が、SUUMO(スーモ)やHOME’S(ホームズ)などの不動産ポータルサイトで売り物件情報を調べるより精度は高いです。

2.査定を行う不動産会社を選べない

不動産一括査定サービスなら査定をしてもらう不動産会社をユーザーのほうで選ぶ事ができますが、匿名査定では選ぶことができません。ただ、査定依頼を送信する前に、査定可能な不動産会社の数は表示されます。

ちなみに、筆者が査定依頼した大阪市内のマンションは36社、大阪府下の郊外の一戸建てでは16社と表示されました。このうち何社から査定してもらえるのかは、査定依頼を送信する段階ではわかりません。この査定可能な不動産会社の数は地方の物件になるほど減っていくことが予想されます。

なお、届いた査定解答には不動産会社の詳細なプロフィールとPRが記載されていますので、信頼できる会社かどうかはこちらを参考にしてください。

3.査定に期限がある

HOME’S(ホームズ)の匿名査定の注意書きには、査定依頼した日または最後の査定解答が届いた日から90日間が掲載期限としています。これを過ぎると情報は自動的に削除されるとのことです。

不動産の価格も変動しますから致し方ないのかなと思いますが、査定依頼したときには決めきれず、後日になってやっぱり売却しようとなった場合には、また一からやり直さなければなりません。

HOME’S(ホームズ)の匿名査定の使い方

筆者も使って見ましたが、とても簡単です!

以下にキャプチャー画像でステップごとに説明していきます。

HOME’S(ホームズ)の匿名査定ページこちらから開くことができます。

  • STEP.1
    スタート

    MEMO
    物件種別(マンション、一戸建て、土地)を選び、物件所在地(町名まで)を入力してスタート
  • STEP.2
    物件情報詳細入力

    MEMO
    物件情報を入力します。
    間取りや広さ等を詳細に入力。ただし、所有者がわかってしまう情報は、マンションならマンション名、階数、一戸建てなら町名(〇〇丁目)までしか不動産会社にはわかりませんので、安心です。
  • STEP.3
    専用ページの作成

    MEMO
    連絡用のメールアドレスを設定しあなた専用ページを作成します。
  • STEP.4
    専用ページ

    MEMO
    送信内容を確認し送信ボタンを押すと、すぐに専用ページが作成されメールアドレスに案内メールが届きます。そして、実際に不動産会社から査定が届きますとメールで連絡がきます。メールに記載されているリンクをクリックすると専用ページを見ることができます。

    画面では、もう2件届いています。実際2、3時間で届きました。

  • STEP.5
    査定内容を確認
    MEMO
    専用ページの「依頼内容・詳細」ボタンを押すと、査定結果を見ることができます。

以上、非常に簡単でスピーディーに査定結果を入手することができます。

査定依頼をするときに、査定可能な不動産会社の数がわかるのですが、筆者の場合(大阪市内のマンション)は36社と表示されていました。あと何社から査定が届くのか楽しみです。

HOME’S(ホームズ)の匿名査定ページこちらから開くことができます。

 

HowMa(ハウマ)は一度登録すれば、ずっと査定情報を送り続けてくれる!

ハウマ公式サイト画像

HowMa(ハウマ)AI自動査定サイト

売却を考えているけれど、電話営業は受けたくない、売却は自分のペースで決めたい方におすすめの2つめは、「HowMa(ハウマ)のAI自動査定」です。

HowMa(ハウマ)のAI自動査定を利用すると、査定依頼をした時点で売却の決定ができなくても、以降自動で査定し続けてくれるので、思い立った時にいつでも査定価格が確認できるのが大きな魅力です。

お知らせページの画像
上の画像は、筆者がHowMa(ハウマ)のAI自動査定を利用した時のものですが、定期的に査定を更新し続けてくれています。

HowMa(ハウマ)のAI自動査定の概要

HowMa(ハウマ)のAI自動査定とは、文字どおりAI(人工知能)を使った無料の不動産査定システムです。

HOME’S(ホームズ)の匿名査定や不動産一括査定サービスと違い、不動産会社の「人」が査定するわけではありません。

AI(人工知能)なので、即時に査定結果が出ますし、不動産会社の媒介契約獲得を直接目指すものではないので、営業の電話もかかりません。

HowMa(ハウマ)について詳しくまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。
HowMa(ハウマ)の評判|仕組みやAIの精度は?メリット・デメリットを徹底解説!

HowMa(ハウマ)のAI自動査定の利用方法

HowMa(ハウマ)のAI自動査定の利用方法は、前述のHOME’S(ホームズ)の匿名査定とほとんど同じです。

①物件種別(マンション、一戸建て)を選ぶ
②物件情報を入力する
③利用規約を読んで「メールアドレス」を登録→メールを受信
④初期パスワードを設定してマイページにログイン
⑤マイページで査定結果を見る

筆者が利用したときの査定結果です

マイページの画像

なお、画像付きで利用手順を解説した別の記事があります。
(2-1)AI自動査定の利用法をご参考ください。

HowMa(ハウマ)AI自動査定のメリット・デメリット

HowMa(ハウマ)のAI自動査定のメリットデメリットは、

メリット

  1. 即時に査定結果がわかる
  2. 売却価格の査定だけでなく、貸出賃料も同時に査定
  3. 一度登録すれば後は自動で最新の価格を査定し続けて通知

などがあげられます。

貸出賃料もマイページに掲載してくれますので、売るだけでなく貸すことも検討できて便利です。

デメリット

AI(人工知能)による不動産査定の精度の評価は、残念ながらバラバラです。

筆者は、AI(人工知能)について評価する見識を持ち合わせておりませんので、感覚でしかありませんが、自分の不動産の相場価格を知るという目的の範囲であれば十分利用する価値はあると思います。

即時に査定結果がわかったり、登録後に査定し続けてくれるので、お忙しい方にはHowMa(ハウマ)のAI自動査定がオススメです!

HowMa(ハウマ)のサービスとは

  1. AI自動査定
  2. スマート不動産売却

という2つのサービスで成り立っています。

HowMa(ハウマ)のサービスや仕組全体をわかりやすく解説しておりますので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

HowMa(ハウマ)の評判|仕組みやAIの精度は?

HowMa(ハウマ)の評判|仕組みやAIの精度は?メリット・デメリットを徹底解説!

その他の匿名査定サイト

現在のところ匿名にてそれなりの精度で査定が行えるサイトは、「HOME’S(ホームズ)の匿名査定」と「HowMa(ハウマ)のAI自動査定」が2強となっておりますが、他にも有力となる匿名査定サイトがありますので、ご紹介しておきます。

以下の2つが冒頭でお伝えした+α2サイトとなります。

IESHIL(イエシル)

IESHIL(イエシル)公式サイト

特許を取得した独自の査定システム(AI)を使って、匿名でマンションの査定ができます。
残念ながら、査定できる地域が、東京、神奈川、埼玉、千葉に限られます。

マンションナビ

マンションナビ公式サイト

マンションの一括査定サービスを提供しているマンションナビも、全国のマンションの匿名査定ができます
あなたのマンションの名前を入力して検索すると、売却金額と貸出賃料の概算がすぐに分かります。

面倒な会員登録もメールアドレスもいりません。

この他には、大手不動産会社やフランチャイズ展開をしている不動産会社がAI(人工知能)を導入している例があります。これらは、会員登録が必須となっているものが多いです。

マンションナビのサービスや仕組全体を体験談を交えてわかりやすく解説しております。こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

【体験談】マンションナビを利用して見えてきたメリットデメリット!評判・口コミまとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、匿名で不動産の査定依頼ができる2強のサービスである、

  1. 「HOME’S(ホームズ)の匿名査定」
  2. 「HowMa(ハウマ)のAI自動査定」

について詳しく解説してきました。

不動産の場合、購入希望の人(買主)は普段から不動産ポータルサイトなどを調べつくしています。不動産の相場については不動産会社の下手な営業マンより詳しいぐらいです。

売却を考えていらっしゃる方も日頃から不動産価格に敏感になることを推奨します。ですのでまずは匿名でできる査定サービスをどんどん活用していきましょう。

ただし、実際に売却を決断された場合に不動産会社に知り合いがいない方は、不動産一括査定サービス(匿名ではなく)をお使いください。

不動産売却の成功には、信頼できる不動産会社をパートナーにすることが不可欠です。そして、信頼できる不動産会社を見つけるツールとして不動産一括査定サービスは最適であり最強のツールとなります。

当サイトには、主な不動産一括査定サービスの解説や、不動産一括査定サービスを活用して信頼できる不動産会社を見つける方法を解説した記事が沢山ございます。是非参考にしてみてくださいね。

不動産売却についてゼロから理解しておきたい方へ

不動産一括査定についてゼロから理解しておきたい方へ

The following two tabs change content below.
菅 正秀

菅 正秀

■宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。 ▼大阪府大阪市生まれ。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。 その後、顧客と一緒にモノづくりをするために、地域中小建設会社に移り、注文住宅・賃貸マンションの受注営業を担当。大手建設会社との競合が激しい中、操業以後に流入してきた近隣住民のクレームにお悩みの経営者さんに、不動産会社時代の人脈を使い工場の移転先を斡旋した上で、その跡地に93戸の賃貸マンション建設の受注をするなど、15年間で約32億円の受注する実績をあげる。 現在は、建築にも明るい不動産コンサルタントとして、不動産会社のエスクロウ業務(契約管理)・新人社員指導等を行なっている。ステレオタイプの不動産会社のイメージを払拭して、顧客と不動産会社が健全なパートナーシップを結べる一助なるコンテンツ作成を心がけている。