マイスミEXは一都三県に強い!リアルな評判・口コミとサイトの特徴を徹底解説

「マイスミEXってどんな不動産一括査定サイトなの?」
「不動産一括査定サイトが沢山あって選べない…マイスミEXが私に合うのか手早く知りたい!」

マイスミEXは不動産の売却価格を一括査定することのできるサービスですが、このような一括査定サイトはネット上に無数に存在しています。

そのため、あなたが不動産を売却しようとする場合、第一に悩むのが「どの不動産一括査定サイトを利用するか」という点なのです。

今回の記事では、マイスミEXの強み弱みを解説し、どんな人に向いた不動産一括査定サイトかを紹介していきます。

ちなみにここで結論を述べてしまうと、マイスミEXは「東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に売却物件を所有している人であれば、是非とも使ってほしい一括査定サイト」となっています。

また記事の後半では、実際の口コミもいくつかご紹介していくので、マイスミEXに対する生の声を知ることができます。

この記事を読むことで、マイスミEXがあなたに適した不動産一括査定サイトかどうかを明確な理由と共に簡単に理解できます。

不動産一括査定サイトのマイスミEX(マイスミEX)ってサイトどんなサービス?

マイスミEXトップ画像
はじめに確認の意味を込めて、マイスミEXってそもそもどんなサービスなの?という点について簡単に説明します。

実はこの点にもマイスミEX独特の特徴が隠されているため、おさらいと思って是非とも読んでみてください。

マイスミEXは売却額のみならず不動産活用についても一括比較できる

ではマイスミEXがどんなサービスかについて、簡単な図でみてみましょう。

マイスミEXのサービス内容

このようにマイスミEXは最大で6社に一括査定を依頼することができます。

以下のように、不動産会社にはそれぞれ得意分野というものがあります。

不動産会社A

うちはこの土地で50年営業しているから、地元の富裕層とのコネクションがあるよ

不動産会社B

周辺の大学・専門学校と強いつながりがあるから単身者物件の売却なら任せてくれ!

そのため一度の依頼で複数の不動産会社から査定をとることができるのは不動産一括査定サイトの基本です。

しかしあまりに多くの不動産会社から査定があがってきても、利用者としては結局迷ってしまうだけです。その点、マイスミEXの「6社」というものは売却価格の相場を知るための初動として適切な数です。

また、マイスミEXには不動産の売却額を査定する以外にも大きな使い道があります。それが上記の図の青い部分で示した以下の2つのサービスです。

マイスミEXの売却以外の使い道
  1. 土地活用プランの一括比較
  2. 管理会社の一括比較

これらのサービスは、あなたの不動産をすぐに売却できなかった際のプランBとなるものです。

つまり売却を先延ばしにして不動産を投資に回すための情報についても、マイスミEXで一括比較することができるのです。

このように臨機応変な対応も視野に入れつつ、あなたの不動産の売却額を一括査定できるのがマイスミEXです。

不動産オーナー

なるほど、不動産を売却するぞ!とやる気になっても、すぐに売れるかどうかはわからないのか…
おっしゃる通りです。価格を下げることで売りやすくすることは可能ですが、オーナー様にも売却希望額があるはずです。「何が何でも売却しないといけない!」と視野を狭くするよりは、賃貸についても検討していくことでお持ちの不動産を最適な形で活用できます。

不動産会社

マイスミEXは一都三県に強い

不動産会社に得意分野があるように、一括査定サイトにも得意分野があります。不動産の所在する地域との関係でマイスミEXは以下の特徴を持ちます。

ポイント

マイスミEXは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の一都三県にある不動産に強い!

もちろんその他の都道府県にある不動産も査定の対象となっていますが、マイスミEXが最も強みを発揮するのはやはり一都三県です。

そのため一都三県の不動産をより高く、早期に売却するための厳選された不動産会社と提携しています。これはマイスミEXを利用する上で是非とも頭に入れておいてほしいポイントですね。

ちなみに、一都三県を除くと、以下の3つの地域に本拠を置く不動産会社もマイスミEXと提携しています。

一都三県以外の不動産会社
  • 大阪府
  • 岐阜県
  • 福岡県

そのため一都三県でなくとも、中部地方、関西地方、九州地方であれば適切な査定結果を得ることのできる可能性が高いでしょう。

一方で、北海道、東北地方、北陸地方、中国地方に本拠地のある不動産会社とは提携していないため、それらの地域についての査定は不得意なのが正直なところです。

不動産一括査定サイトのマイスミEXで査定できる3つの項目

マイスミEXで査定できる3つの項目

さて、マイスミEXのサービスがどんなサイトかわかったところで、ここではマイスミEXで査定できる以下の3つの項目について詳しくみていきましょう。

3つの項目
  1. 不動産の売却額
  2. 土地活用プラン
  3. 管理会社

それぞれ詳しく解説していきます。

不動産の売却額

こちらは不動産一括査定サイトの核となる査定項目です。

マイスミEXが提携している不動産会社は様々な特徴を持つ29社(2019年2月1日時点)となっています。この提携不動産会社の中からあなたに合ったものを選択して査定を依頼することができます。

それこそ富裕層にコネクションを持つ会社もあれば、リノベーションして売却することを前提とした場合に利用しやすい会社もあります。

不動産は一つひとつ個性を持つため、それに合わせた不動産会社から査定をもらうことができるのは嬉しいポイントですね。

土地活用プラン

土地活用プランについては以下の7つの項目から具体的な投資計画を比較していくことができます。

土地活用プランにおける7つの項目
  1. マンション経営
  2. アパート経営
  3. 戸建経営
  4. 駐車場経営
  5. 高齢者
  6. 介護施設
  7. 店舗・工場・倉庫
  8. その他

マンションなどのレジデンスのみならず、駐車場から工場といった不動産も対象となっている点が特徴です。

不動産オーナー

へぇ、工場まで査定してもらえるんだ。
ここにもマイスミEXの、「売却のみに焦点を合わせて視野を狭くするよりは、賃貸も含めて不動産オーナーに最も価値のある提案をしようという姿勢」が表れていますね。

不動産会社

管理会社

前述したとおり、マイスミEXでは管理会社を一括比較することも可能です。こちらも完全に投資を補助する目的となります。

マイスミEXでは複数の管理会社から資料を受け取り、複数の管理会社の担当者と実際に面会した上で管理会社を選ぶことができます

不動産投資を成功させるためには質の高いサービスを提供する管理会社が必要不可欠です。マイスミEXと提携している管理会社は優良な会社が多いため、その中からあなたに合ったものを選ぶことができるのは嬉しいポイントでしょう。

不動産一括査定サイトのマイスミEXの4つの強み

マイスミEXの4つの強み

ここまでマイスミEXの実態がイメージできてきたでしょうか?

不動産の一括査定サイトというと、売却額を素早く査定する機能ばかりが注目されがちですが、マイスミEXはそれだけにとどまらない幅広いサービスを実現しています。

ここではマイスミEXの以下の4 つの強みを解説します。

マイスミEXの4つの強み
  1. あなたに合った不動産会社を選択して最大6社に査定を依頼できる
  2. プライバシーマーク取得企業により運営されている
  3. 売却のみならず賃貸に必要な情報まで比較できる
  4. 不動産管理に関するブログを運営している

それぞれについて詳しくチェックしていきましょう。

あなたに合った不動産会社を選択して最大6社に査定を依頼できる

マイスミEXのホームページ上には「登録会社一覧」があり、そこからそれぞれの会社を紹介するページに飛ぶことができます。そして、それぞれの不動産会社の特徴、所在地、担当者などを詳細に確認することができます。

こういった情報を細かく利用者に公開している点はマイスミEXの大きな強みとなります。なぜならばサイトの信頼性を高めることができているためです。

また、利用者からすると、実際に査定に携わる不動産会社の特徴を知った上で査定額を受領できることになります。

大手不動産会社から地域密着型の不動産会社まで、まさにあなたの不動産を売却するための相応しいものから査定を得ることができるのです。

プライバシーマーク取得企業により運営されている

マイスミEXの運営会社は東証一部上場の「株式会社じげん」です。上場会社ということは社内コンプライアンス体制が整備されている健全な企業であることを意味します

もちろん法令順守の意識も高くなります。なぜならば、法令違反などがあると上場廃止のリスクがあるためです。

そして株式会社じげんはプライバシーマーク取得会社であるため、マイスミEXに登録したあなたの個人情報や物件情報は高いレベルで保護されます。つまり一括査定サイトを利用した後にありがちな他社からの営業電話などを避けることができるのです。

不動産オーナー

あ、そういえば私も不動産会社を訪れた後に、ウォーターサーバー勧誘の電話がかかってきたことがある!あれは鬱陶しかったなぁ…
これから神経を集中させて不動産を売却していこうというときに、興味のない営業電話がないのはありがたいことですよね。

不動産会社

売却のみならず投資に必要な情報まで比較できる

繰り返しになりますが、マイスミEXでは土地活用プランや管理会社についても一括比較をすることができます。

不動産売却にはタイミングというものがあります。「モノの価値は相場が決める」ではありませんが、例えばあなたの所有する不動産について99人が「0円」という評価をしても、最後の1人が「1億円」と評価したのなら、不動産は1億円で売却できるのです。

このため不動産が希望価格で売却できない場合は、価格を大きく下げるのではなく賃貸物件として投資に回した方がお得なことがあります。そしてしかるべきタイミングで再度売却に臨むのです。

マイスミEXは広い視野であなたの不動産を活用するための選択肢を提示してくれます。売却を主たる目的とする一括査定サイトですが、売却だけにとらわれていないという点が大きな強みですね。

不動産管理に関するブログを運営している

マイスミEXのホームページからは、不動産管理についてのブログに飛ぶことができます。現在100記事弱が公開されており、不動産投資についての基礎的な情報を一挙に学ぶことができるのです

マイスミEXを利用する中で「不動産の売却しか考えてこなかったけど、賃貸に回して安定した利益を得るのも悪くないなぁ」と思い始めたような人に親切な内容です。

不動産一括査定サイトのマイスミEXの2つの弱み

マイスミEXの2つの弱み

ここまでマイスミEXの強みをみてきましたが、ここでは反対に弱みを解説します。

マイスミEXといえども万能の不動産一括査定サイトではありません。弱みを知ることで、マイスミEXがあなたに適したものか否かを正確に判断できるのです。

マイスミEXの2つの弱み
  1. 地方の不動産に弱い
  2. 匿名での査定ができない

それぞれについて詳しくみていきます。

地方の不動産に弱い

繰り返しているとおり、マイスミEXは基本的に一都三県に強い不動産一括査定サイトです。

そのため地方の不動産売却については正直なところ弱い部分があります

不動産を売却する際は結局のところ不動産会社の営業力が重要であり、それぞれの不動産会社は当然ながら所在地周辺に強いコネクションを持っているためです。地方の物件を売却しにくいのは、登録会社が少ないマイスミEXの大きな弱みということができますね。

匿名での査定ができない

マイスミEXの利用方法は後述しますが、実際に売却額の査定を依頼するのであれば匿名で利用することができません。そのため「個人情報は登録したくないけれど、とりあえず所有不動産の売却額の相場を知りたい」という人にマイスミEXは向きません。

ただし前述したとおり、マイスミEXを運営している株式会社じげんはプライバシーマークを取得しているため、個人情報の取扱いについて大きな心配は必要ないのも事実です。

マイスミEXは一都三県に不動産を持っていて、幅広い活用を検討したい人におすすめ

マイスミEXが向いている人

さて、ここまでマイスミEXの特徴を様々な側面から解説してきました。あなたの中にも「マイスミEXが自分に向いているかどうか」のイメージができてきたのではないでしょうか。

ずばり、マイスミEXは以下のような人に向いています

マイスミEXが向いている人
  1. 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に不動産を所有している
  2. 登録不動産会社について自分なりにリサーチしたてから査定がほしい
  3. 売却が第一の目的だけど、価格に折り合いがつかない場合は賃貸も視野に入れている

一方で以下のような人にマイスミEXは向いていません

マイスミEXが向いていない人
  1. 地方に不動産を所有している
  2. 一度に数十社から査定額を出してほしい
  3. 個人情報を入力するのは絶対に嫌だ

いかがでしょうか。あなたの目的との関係でマイスミEXを有効活用できそうですか?

う~ん、まだちょっと判断しかねるなぁ…」という場合は、次に紹介するマイスミEXの口コミを是非ともチェックしてみてください。往々にして、生の声には真実が潜んでいるものです。

不動産一括査定サイトのマイスミEXの評判・口コミ

マイスミEXの評判・口コミ

ここではマイスミEXの口コミからリアルな姿に迫っていきましょう

マイスミEXのホームページに載せられているもののみではなく、ネットの中からも無作為に拾ったポジティブなものとネガティブなものの2つに分けて紹介します。

まずはポジティブな口コミを紹介します。

ポジティブな口コミ

    Aさん

    操作にかかった時間は数分で、無料で査定結果を見ることができて良かった。

    Bさん

    小さな不動産会社から高い査定額が出てきて疑いの念を持ったしまったが、高く売れる理由が明確であり、対応も早かった。自分で不動産会社を探していたら出会えなかった相手だと思う。

    Cさん

    複数の会社に査定してもらったところ、査定額に1,000万円以上の開きがあった。安売りを避けることができて良かった。

    Dさん

    不動産会社により得意分野が異なる点がすごい。私の所有物件と似た条件を得意とする会社にお願いしてようやく売却できた。

続いてネガティブな口コミもみていきましょう。

ネガティブな口コミ

    Aさん

    期待したほどの価格差がなかった。これなら地元で懇意にしている不動産会社に依頼する。

    Bさん

    売却しか考えていないのに、賃貸の提案をされた。

    Cさん

    登録業者が少ないため、東北地方の物件だと査定を出してくれる会社が1社だけだった。

    Dさん

    埼玉県の不動産だったが、査定できる不動産会社がなかった。

いかがでしょうか。

ポジティブな口コミとしては、自分の所有する物件に合う不動産会社を見つけることができた点に由来するものが多くなっていますね。

一方で、ネガティブな口コミとしては、登録会社の少なさと地方物件への弱さに由来するものが目立ちます。

46歳女性のマイスミEX利用を追体験しよう

マイスミEXの体験談

マイスミEXの口コミを確認したところで、同サイトの真の姿が見えてきたのではないでしょうか。ここではマイスミEXのホームページに紹介されている46歳にの女性の売却事例を追体験してみましょう。

その女性が不動産の売却を決めた背景は以下のとおりです。

背景事情
  1. 戸建住宅は親から遺産相続の形で譲り受けた
  2. 税金の関係で売却したい
  3. 不動産の売却について右も左もわからない状態

このように相続の形で不動産を取得したは良いものの、効果的な利用ができないまま固定資産税がかかり続けて負担になるというケースは多いのです。

あなたも想像してみてください。賃貸としても活用できない不動産を所有しているだけで、毎年数十万円のお金が出ていくだけの状況を。売却を考えるには十分な理由ですよね。

そこで女性はインターネット検索でマイスミEXを見つけ、一括査定を申し込みました。そこで嬉しい誤算が発生します。

マイスミEXを通してつながった不動産会社が以下のことまでしてくれたのです。

マイスミEX利用時、2つの嬉しい誤算
  1. 不動産会社が売却の仕組みやコツについても親身になって説明してくれた
  2. 売却手続き、広告・資料作成を一手に引き受けてくれた

これはマイスミEXに登録されている不動産会社が優良なものであるからこその親切なサービスでしょう。最終的に女性が得られた結果は以下のとおりです。

売却結果
    • 戸建住宅売却価格:3,280万円

つまり、所有しているだけで毎年一定額の固定資産税をとられていた不動産を3,000万円を超える値段で売却することができたことのです。

これは登録不動産会社を選んで査定を受けることができるマイスミEXの大きなポイントではないでしょうか。

写真付で解説!マイスミEXの申し込みまでの手順

さて、記事も終盤に差し掛かってきました。ここではマイスミEXの実際の申込み手順をキャプチャ画像付きで紹介していきます。非常に簡単なので、一度読めばすぐに査定にとりかかることができますよ。

はじめに手順の全体を一覧で確認してみましょう。
その後にキャプチャ画像で具体的な操作方法を解説します。
  • STEP.1
    「不動産売却価格を調べる」をクリック
  • STEP.2
    「都道府県・市区町村・物件種別」を入力
  • STEP.3
    物件の詳細情報を入力
  • STEP.4
    個人情報を入力
  • STEP.5
    査定を依頼する不動産会社を選択
  • STEP.6
    「売却査定を受ける」をクリック

このように6ステップで一括査定を依頼することができます。

それでは以下ではキャプチャ画像付きで操作方法をみていきましょう。

まずはマイスミEXのホームページにアクセスします。すると以下の画面が表示されます。

ステップ1

ステップ1では、「不動産売却価格を調べる」をクリックしましょう。その後、以下のページに飛びます。

ステップ2

ステップ2では、「都道府県・市区町村・物件種別」を入力します。そして、「今すぐ査定する(無料)」をクリックします。

ステップ3

ステップ3では物件の詳細情報を入力していきましょう。画像ではダミーの情報で示しています。入力が終わったら「あと少しです」をクリック。

ステップ4

ステップ4では、個人情報を入力しますが、ポイントは以下の4つの項目です。

  1. 売却目的
  2. 却傾向
  3. 希望の査定方法
  4. コメント

それぞれ以下のような選択肢が存在するので、あなたの目的に合ったものを選びましょう。

売却目的

  • →売却するため
  • →価格次第で売却を検討したいため
  • →他社で売れないため
  • →住み替えのため
  • →相続のため
  • →転勤のため
  • →離婚のため
  • →住宅ローンの返済が厳しいため
  • →所有者が高齢のため
  • →資産整理のため
  • →その他

売却傾向

  • →できるだけ高く売却したい
  • →できるだけ早く売却したい
  • →価格を知った上で検討したい
  • →現在契約中の会社と比較したい

希望の査定方法

  • →訪問査定:不動産会社の訪問を受けて物件の細かい条件まで反映させた査定
  • →机上査定:訪問を受けずに周辺事例や直近事例から売却価格を査定

コメント

  • →自由記述:細かな条件や売却背景を記載するよよい

そして「次が最後です」をクリックします。

ステップ5

この画面では、ステップ5として表示された中から査定をお願いしたい不動産会社を選択します。最大で6社が表示されますが、物件によっては0~5社の場合もあります

そしてステップ6で、売却査定を受ける」をクリックして完了です。その後は選択した不動産会社から続々と査定結果があがってきます。

これがマイスミEXで査定を申し込む際の全手順です。意外と簡単ですよね。

マイスミEXを利用する際の注意点

マイスミEXを利用する際の注意点

このようにマイスミEXは簡単に不動産一括査定を受けることのできるサイトですが、利用の際は以下の点に注意が必要です。

2つの注意点
  1. マイスミEXでできるのは一括査定まで
  2. 売却の条件を細かく考えておく

マイスミEXでは不動産会社から一括で査定を受けることはできますが、その後の手続きはあなたと不動産会社で進める必要があります。その中には契約締結や手数料の支払いがあるため、不動産会社を利用する条件は細かくチェックしていきましょう。

また事前に売却条件を頭の中で考えておくと、手続きがスムーズとなります。もちろん「とりあえずは売却価格相場を知りたい」という形でも問題ありません。

最後に「媒介契約」について

不動産一括査定サイトを活用する目的として、まずはおおよその査定額を知ること、それから、実際に不動産の売却を進めていくための「不動産会社(=買主を見つけてくれるパートナー)」を見つけることです。

これから不動産一括査定を行い、その後 実際に不動産の売却を行う流れに移行した際は目ぼしい不動産会社と協働作業が必要になります。そのようになると、「媒介契約」を交わしていくことになります。

この「媒介契約」には主に3つの種類があります。

  1. 一般媒介契約
  2. 専任媒介契約
  3. 専属専任媒介契約

それぞれわかりやすくメリットデメリットで解説していきます。

一般媒介契約

「一般」という文字からもわかるように、多くの場合に利用される一般的な契約方法です。
この契約では、売主はどの不動産屋にでも自由にマンション売却のお願いをすることができ、お願いはいつ取り下げても大丈夫。知り合いや身内からの紹介で売主を見つけてきても構いません。

複数の不動産会社に売却依頼をしても、自分で見つけた買主と取引してもOK。

その分、締結会社の本気度は低くなる恐れがある。

専任媒介契約

「専任」は一般媒介契約と比較して、自由が少し制限される契約です。
具体的には、専任媒介契約を不動産会社と結ぶと、その業者はレインズ(指定流通機構)という不動産業者だけが参加しているネットワークシステムに、売却予定の不動産を登録しなければなりません。この登録は、専任媒介契約を結んでから7営業日以内に限ります。

また売却依頼者(売主)に対する、定期的な売却活動状況の報告も義務です。これらの決まりごとを守らない業者は、宅建業法違反ということになります。

専任媒介契約には期限があり、3ヶ月が最長で自動更新はありません。これより短い期間でも問題はなく、依頼者が再び仲介業務をお願いしない限り、強制的に契約期間は終了します。

他の不動産会社との媒介契約の締結ができなくなる。

不動産会社同士の競争を心配せずに売却に取り組むことができるため、締結会社の本気度は高くなる。

専属専任媒介契約

専任媒介契約に「専属」が追加されました。「専属」となると、専属料理人や専属秘書をイメージすることもできます。つまりは、売主(自分)だけのために動いてくれる契約です
ただし、売主だけのために動く契約と言っても、実際のところは売主に自由はありません。

一般媒介契約や専任媒介契約の場合には、自ら売主を見つけることができました。しかし専属専任媒介契約は、契約をした不動産会社が探してきた買主としか売買契約ができないのです。もちろん売却金額や条件に納得できず断ることも可能ですが、マンションを売却するときには必ず専属契約をした不動産会社を通す必要があります。

専属料理人や専属秘書のイメージとは全く違う仕組みなので、ややこしく感じるでしょう。契約期間に関しては、専任媒介契約と同じく3ヶ月です。

この契約の大きなデメリットは、不動産業界の悪しき慣習で「囲い込み」が起こりやすいということ。仲介会社が売主と買主の両者から手数料を取りたいがために、ほかの不動産屋が条件に合う買主を見つけていたとしても「うち以外では契約させない」と無視してしまう問題です。

他の不動産会社との媒介契約の締結および自分で見つけた買主との取引ができなくなる。

一方で専属専任媒介契約を締結した不動産会社の売却に対する本気度は高まる。

契約名 特徴
一般媒介契約 複数の不動産会社に売却依頼をしても、自分で見つけた買主と取引してもOK。
その分、締結会社の本気度は低くなる恐れがある。
専任媒介契約 他の不動産会社との媒介契約の締結ができなくなる。
不動産会社同士の競争を心配せずに売却に取り組むことができるため、締結会社の本気度は高くなる。
専属専任媒介契約 他の不動産会社との媒介契約の締結および自分で見つけた買主との取引ができなくなる。
一方で専属専任媒介契約を締結した不動産会社の売却に対する本気度は高まる。

以上の公式に反した「一番やってはいけないこと」をお伝えします。

注意
大手志向の方へ

高値で売却したい時に、複数の大手不動産会社に一般媒介で依頼するのは危険です!

なぜ危険なのか?

それは、売りにくい物件として放置されるからです。

一般媒介のメリットの競争原理が発生するのは、売りやすい物件です。
売りにくい物件(高値)では、一般媒介のデメリットである不動産会社の努力義務(流通機構(レインズ)への登録、売主への活動報告)の免除が効いてきます。つまり何もしなくても問題ないのです。

そして、一般媒介では、不動産会社がいくら努力しても他社のルートで契約が成立すると手数料はゼロというリスクがありますので、不動産会社同士で相互に牽制しあう状態になります。

例えば、売主さんに相談して少し価格を引き下げてもらうと売れる可能性がある場合に、自社が頑張って説得しても価格が下がった途端に他社に契約を持っていかれると水の泡なので、どの会社も説得しないといった現象です。

このような現象は、どの不動産会社でもおきる現象ですが、大手不動産会社では顕著に起きます。大手不動産会社は上場企業が多く、決算予測を公表していますので売上目標達成圧力が強いです。そのため仲介現場では、売りやすい物件、専任物件が優先されるからです。

まだ一社でも地場中小の会社が一般媒介に加わっていると、大手への対抗意識と中小特有の柔軟な対応が期待できます。

例えば、自社のルートで契約が成立するよう買主を仲介してくれた会社にインセンティブを付ける(キックバック)事を約束して、流通機構(レインズ)に登録したり、自社人脈を使って一般媒介物件の情報を流したりすることがあります。

いずれにしても「高く売りたい場合」は、一般媒介は避けた方が良いです。

不動産一括査定サイトのマイスミEX まとめ

今回は不動産一括査定サイトであるマイスミEXについて解説しました。

ここまで長かったと思いますが、お疲れさまでした。

以下はマイスミEXの特徴のまとめです。

「マイスミEX」の特徴まとめ
魅力(メリット・強み)

  • 厳選された不動産会社の中からあなたに合った6社に一括査定してもらえる
  • 個人情報の取扱いへの意識が高い
  • 売却だけでなく賃貸に回す際の情報も比較できる
  • 不動産管理についての詳細なブログを運営している

マイナス要因(デメリット)

  • 地方の不動産は不得意
  • 匿名での査定ができない

そして、マイスミEXの評価です。

マイスミEXの評価
サービス名の知名度
(2.5)
査定可能な不動産の幅
(2.5)
口コミ・評判
(3.5)
査定までの時間
(4.0)
査定後のサポート
(5.0)
総合評価
(4.0)

地方の物件に弱いという点は気になるものの、厳選された不動産買会社の中からあなたに合うものを見つけられる点は大きな強みです。また売却のみではない広い視野での不動産運用に繋がるサービスがある点も嬉しいポイントです。一都三県に不動産を所有している場合は利用する価値があるでしょう。

以上のようにマイスミEXは一都三県に不動産を所有している場合であれば、是非とも使ってほしい一括査定サイトとなっています。売却以外に興味がある場合は、土地活用や管理会社の一括比較も試してみてください。

もしかしたら、あなたの所有する不動産を投資運用する活路を見出すことができるかもしれません。あなたの不動産を有効活用するために、今回の記事が参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

The following two tabs change content below.

坂田

都内在住専業ライター。法科大学院を卒業し、上場企業で不動産を含む不動産取得・投資活動に関わった後に専業ライターへ転身。