【足立区】不動産会社の評価(売却実績)ランキング|査定におすすめサイト8選

東京都足立区に持っている家付きの土地を売却しようと思っています。
でも、2つの不動産会社から売却の依頼を受けていますが、売却査定の金額がバラバラでどれが正しいのかがわかりません。
実際にどの程度の金額で売れているのか?また、どこの不動産会社に頼んだらいいのかも全くわかりません。
足立区の不動産の売買状況やどんな不動産会社に頼めばいいのかを教えてください。

「足立区の不動産がどのくらいで売れるのかが知りたい」
「足立区の不動産市況が分からない」
「足立区の不動産会社のおすすめが分からない」

など、実際に不動産を売りたいと思ったとしても、すぐに悩むのは上記のような悩みが頭に浮かぶでしょう。

あまり、普段の生活の中では不動産に関わることはないのでどの不動産がいいのかなどすぐにはわかりません。

不動産会社を利用しようと思って会社のホームページを見ても、不動産会社の実績や取引件数などは、企業のホームページを見ても掲載されていないことが多いです。

ですので、「どんな不動産が得意なのか」「どのくらいの取引実績があるのか」が分からないのでどの不動産会社に相談していいのかに戸惑ってしまうケースが良く見られます。

この記事では、

足立区の不動産売却ポイント
  • 足立区で評判の高い不動産会社はどこか
  • 足立区の不動産事情はどうなっているのか
  • 不動産一括査定サイトって利用しやすいのか

主にこういった悩みや不安をお持ちの方に足立区の不動産会社(不動産屋)ランキング含め、足立区の不動産事情などについてわかりやすく解説していきたいと思います。

この記事に登場する専門家

とちかつのトリセツ

Kyo.N

宅地建物取引士、賃貸経営管理士、米国不動産経営管理士。
大学卒業後、証券会社に勤務、その後、不動産会社へ転職。
賃貸仲介・売買仲介・管理業務と不動産全般を経験し、現在は金融の知識も生かしコンサルティング業務を行う。20年超の勤務経験と、不動産全般を経験した知識から、さまざまな角度から不動産経営や投資についての悩みを解決する。

足立区の不動産会社(不動産屋)ランキング

まずは、足立区を得意エリアとし、販売実績の件数による上位10社をランキング形式にしました。
2020年現在 上位10店舗の仲介販売件数のランキングを表にしています

ランキング表をチェックする際のポイント

会社全体の仲介件数ではなく店舗単位の仲介件数を知ることで、その地域(エリア)に強いか弱いのかの判断材料になります。

また、マンションと戸建て、土地による販売実績を比較することで、自分が所有している不動産の種類によっても頻繁に取引をしているかどうかが分かります。

不動産会社の手腕ひとつで金額にも大きな相違が出る場合があるので、地域に強い不動産会社をいくつかの視点から分析して選択しましょう。

順位 エリア販売実績 マンション(割合) 土地・戸建(割合) 得意エリア
1位 オークラヤ住宅(株)北千住営業所
足立区千住仲町40-12 プラティネールビル 2階
196件 194件(98.9%) 2件(1.1%) 足立区
2位 オークラヤ住宅(株)上野営業所
台東区東上野1-14-4 野村不動産上野ビル
53件 53件(100%) 0件(0%) 足立区・台東区・荒川区
3位 野村の仲介+北千住センター野村不動産アーバンネット(株)
足立区千住中居町18-12 オカバツインタワービル ウエスト2階
39件 35件(89.7%) 4件(10.3%)  

足立区・葛飾区

4位 (株)長谷工リアルエステート南千住駅前店
荒川区南千住7-1-1 アクレスティ南千住1階
24件 24件(100.0%) 0件(0%) 足立区・荒川区・文京区
5位 みずほ不動産販売(株)北千住センター
足立区千住3-41 シュマン千住1階
17件 5件(29.4%) 12件(70.6%) 足立区・葛飾区・埼玉県
6位 (株)ハウスセイラーズ王子店
北区王子1-17-1
8件 0件(0%) 8件(100.0%) 板橋区・豊島区・文京区
7位 (株)長谷工リアルエステート川口店
埼玉県川口市本町4-1-1 川口SIビル2階
5件 5件(100%) 0件(0%) 川口市・北区・足立区
8位 (株)大京穴吹不動産駒込店
豊島区駒込3-3-17 東宝駒込ビル5階
5件 5件(100%) 0件(0%) 北区・荒川区・足立区
9位 (株)大京穴吹不動産上野店
台東区上野2-7-13 JTB損保ジャパン日本興亜上野共同ビル4階
4件 4件(100%) 0件(0%) 台東区・荒川区・足立区
10位 (株)長谷工リアルエステート王子駅前店
北区王子1-16-7 4階
4件 4件(100%) 0件(0%) 北区・荒川区・足立区

このように、会社によって実績が大きく異なります。

よく見ると、マンションの販売実績は多くても土地・戸建の実績はないなどの会社もあるので、マンションと土地・戸建の実績を分けてみる必要があります。

ランキング外の不動産会社はあまりおすすめできない?

このランキングはあくまでも販売実績から、地域に強いか弱いかを判断する指標です

実績が多いからおすすめできる、できないではありません。

例えば、このランキングで下位に掲載されている会社でも販売実績全体で比較すると100件以上の取引を行っているという販売実績を誇っているのです。

しかし、エリアの販売実績が多いということは、それだけ地域のことを知ったうえで取引したのですから、安心感や信頼感が高まります。

では、次からは対象地域(エリア)の不動産事情について解説していきたいと思います。

足立区の不動産実情

八王子の不動産実情

不動産会社の選別とともにきちんと把握しておかなければならないことがあります。

所有している不動産がある地域の特徴や状況、人口の流入出などを知ることで、売却しようと思っている不動産の価値が上がる可能性があるのかどうかを分析することができます。

足立区の特徴としては次のような点を挙げることができます。

足立区の地域の特徴
  1. 日光道中で最初の宿場として発展してきた街
  2. つくばエクスプレスや日暮里・舎人ライナーの駅ができて、更なる発展をしている
  3. 大学誘致が5校、しかも令和3年に文教大学開校予定で学生人口増加が見込める
  4. 西新井駅周辺・新田地区・千住大橋駅周辺地区などの再開発や新駅の基盤整備が進む。
  5. 荒川をはじめとした豊かな水辺や自然環境の豊富さや名所旧跡に恵まれた区。

足立区にはこのような特徴があります。

他にも足立区の特徴について解説しましょう。

足立区は、平成31年度の人口は68万人程度ですが、人口は着実に増加し続けています。

あわせて外国人の人口も増えており平成元年には1万人程度ですが平成31年には3万人を越えるなど3倍以上の増加を示しています。

大学誘致により若者人口が増えており下町風情を残しつつ、発展している街として、「穴場だと思う街ランキング」で4年連続1位。

「ひとり暮らしの働く女性が住みやすい街ランキング」でも1位を獲得したこともある今後も発展が見込める街なのです。

足立区の不動産売買事例を比較しよう

次に不動産売買をするときには必ずチェックしておく必要がある不動産事例を比較してみましょう。

不動産売買の状況を見てみると、足立区の不動産取引は非常に活況に取引されてます。

不動産取引をチェックする場合見なければいけないのが売買事例と公示価格です。

公示地価とは
法令に基づき国家機関等により定期的に評価されている公的地価のうち、個別の地点、適正な価格が一般に公表されているもので、日本では地価公示法の公示価格を指す。引用:ウィキペディア

公示価格とは国土交通省の土地鑑定委員会によって決められた標準地の1平方メートル(㎡(平米))当たりの1月1日時点における価格のことです。これは毎年決められて、3月中旬ごろに発表されます。引用:HOME4U

土地の広さ(大きさ)を表す基本知識

 

1㎡(平方メートル・平米)=0.3坪

1坪=約3.3㎡(3.3057㎡)
※わかりやすくいうと「畳2枚が1坪」

 

例1、20㎡(平米)=6.05坪=畳13枚

例2、50㎡(平米)=15.125坪=畳32枚

 

▼計算式(求め方)

「㎡→坪」の場合
(平方メートル) × 0.3025 = (坪)

 

「坪→㎡」の場合

(坪) ÷ 0.3025 = (平方メートル)

 

※不動産の面積の表示は、小数点以下2桁まで表示する。

 

、200坪→㎡
200 ÷ 0.3025=661.15702㎡ ⇒661.15㎡

■土地の相場を調べたい場合に便利なツールですので活用してみてください。

土地価格相場が分かる土地代データ|公示地価・基準地価

通常の取引事例と公示価格との開きがどの程度あるのかを分析することにより、活況な取引なのかどうかがわかります。

土地及び戸建て取引事例

2018年第4四半期から2019年第3四半期の土地及び戸建ての取引事例121件から取引価格の相場をまとめました。

平均 最大 最低
売買価格 4,589万円 2.4億円 30万円
坪単価 131万円 334万円 6.6万円
専有面積(㎡) 131㎡ 900㎡ 30㎡

参考:国土交通省、「土地総合情報システム」足立区取引事例

マンション取引事例

次に2018年第4四半期から2019年第3四半期のマンション取引事例69件から取引価格の相場をまとめました。

平均 最大 最低
売買価格 1,959万円 5,000万円 490万円
坪単価 155万円 370万円 44.9万円
専有面積(㎡) 55㎡ 100㎡ 20㎡

参考:国土交通省、「土地総合情報システム」足立区取引事例

公示価格の相場

では公示価格とはどのような違いがあるのでしょうか。

2018年、足立区の公示価格100件より、公示価格の相場をまとめました。

平均 最大 最低
売買価格 7,857万円 5.5億円 1,450万円
坪単価 118万円 456万円 63万円
専有面積(㎡) 209㎡ 927㎡ 21㎡

参考:国土交通省、「土地総合情報システム」足立区公示価格事例

上記の表を見ると公示価格と実際の取引事例には差があり、実際の売買事例の方が高く取引されています

土地の形状や広さなどでも坪単価や価格には差がつくのですが、多くの取引においては、公示価格より高い金額で不動産の売買が取引されているのが一般的です。

実際の売買事例と公示価格の坪単価を比較してみましょう。

足立区の場合、土地の平均坪単価と公示価格で1.1倍、マンションの坪単価比較では1.3倍の開きがあることがわかります。

一般的に、公示価格の1.2倍程度が実際に取引されている相場だと言われます。

つまり足立区においては、およそ相場通りでの取引ができていると分析できます。

・売買価格>公示価格×1.2倍

=売買が活況で相場より高い金額で売買されている傾向が強い

 

・売買価格<公示価格×1.2倍

=売買があまり活発ではなく、相場並みか低い金額で取引されている傾向が強い

ということがわかります

土地及び戸建ての坪単価について

土地及び戸建て部分の坪単価に目を向けてみると気になる点があります。

何故、同じ地域にある土地なのに坪単価には開きがあるのでしょうか?

平均坪単価 131万円
最大の坪単価 334万円
開き 2.9倍
同じ足立区なのになぜ2.5倍もの開きが出るのでしょうか?

これには地域による格差や、先ほども述べましたが土地の形状や広さによって坪単価が異なります。

一般的に、土地の形は正方形である整形地は良い土地です。
一方、三角の土地や旗竿地などは不整形地と言われ整形地の方が不整形地よりも坪単価が高いです。

これは、正方形の整形地は土地を有効活用がしやすく、不整形地は土地利用がやりにくいのが原因です。

また、広さに関して坪単価に開きが出るケースについて解説しましょう。

土地を購入する目的は、一般的に家を建てるために購入する場合が多いため50坪前後の広さが一番好まれ、坪単価も高くなります。

ですので、これが20坪程度の土地だと家を建てることができずに土地活用の方法が限られますので、相場より坪単価を安くしなければ売れません。

逆に広すぎる場合も同様です。

このような理由で形状や広さで坪単価に開きが出てきます。

もうひとつ金額に開きが出る理由のひとつとして、不動産会社の選択により売買金額に開きが出ることが挙げられます。不動産会社によって、その地域(エリア)に強い不動産会社と弱い不動産会社があるのです。

地域に弱い不動産会社に売却依頼すると・・・
  1. なかなか売ることができない
  2. 売却がスムーズにできず時間がかかる
  3. 売却査定額が低い

1.なかなか売ることができない

不動産会社はその地域(エリア)に強いと、地域間の不動産会社と仲が良くなり、お互いに協力し合う関係性があるのです。(横のつながりを大切に考えます

地域に関する情報やお互いの不動産情報を共有し、物件を紹介し合うことも実際にしています。

つまり、不動産会社同士のつながりによって、物件が売りやすくなるのです。

ですので、その地域に弱いと不動産会社とのつながりがないため情報を掴みにくくなり、協力も得られないのでなかなか売ることができない、ということにつながるのです。

2.売却がスムーズにできず時間がかかる

不動産の購入を検討するということは、つまりその地域に住むということになります。ですのでその地域に関する情報を豊富に持っている不動産会社はお客様(不動産の購入希望者)に喜ばれますし、信頼を得やすいです。

例えば、役所への場所や、交通の便、学校までの距離といったところが挙げられます。

購入希望者に対して適切な情報を提供できると、お客様の判断も早くなり売却がスムーズにいくことが多いです。

その地域に弱く適切な情報を知らないと逆のケースを引き起こしてしまいます。

お客様の判断を決定させるような情報を伝えられずにだらだらと結論を伸ばしてしまい、売却をスムーズにできないということになるのです。

3.売却査定額が低い

地域に弱いということは、売るのに時間がかかったりスムーズにできないので、売ることに自信がなくなってしまいます。

自信がなくなると、当然、強気の売却額を設定しにくくなってきます。

売るのに自信がないためにせっかく売却査定の依頼を受けても弱気の金額、つまり安い査定額しか出せないということになります。

このような理由から地域に弱い不動産会社だと、査定額が安くなる傾向にあります。

地域に弱い不動産会社を選んでしまうと、売却依頼をしたお客様が損をする可能性があるのです。

地域の実情や不動産の状況をきちんと把握しておくこと。

地域に強い不動産会社を選ぶ=高い金額で不動産を売却するポイントのひとつです。

不動産に相場ってあるの?

不動産の売買においてよく言われるのが”相場”という言葉です。

MEMO
相場とは、取引されるその時その時の値段、市価や時価ともいわれる。

不動産の相場は主に、

  • 近隣がどの程度で取引されているのか
  • 全体的に不動産価値が高まっているのか

といった部分を踏まえて相場が形成されるのですが、不動産取引で相場といわれてもどの程度の金額が相場なのかは一般の人には中々わかりません。

後述しますが相場を見る一つに公示価格があります。

公示地価とは
法令に基づき国家機関等により定期的に評価されている公的地価のうち、個別の地点、適正な価格が一般に公表されているもので、日本では地価公示法の公示価格を指す。引用:ウィキペディア

公示価格とは国土交通省の土地鑑定委員会によって決められた標準地の1平方メートル(㎡(平米))当たりの1月1日時点における価格のことです。これは毎年決められて、3月中旬ごろに発表されます。引用:HOME4U

公示価格の1.2倍程度が相場だと言われることも多いので、近隣の公示価格を参考にするのは相場を見る一つの方法です。

毎年1月1日時点で定めた金額はそこから1年間一切変動はしないのでしょうか?
はい、公示価格は1年間変更はありません。

Kyo.N(専門家)

不動産の”売り時”ってどんなとき?

自分の不動産を「とにかく高値で売りたい!」と誰もが思うはずです。

では不動産に売り時ってあるのでしょうか。

もちろん不動産にも高く売れる時期や安くしか売れない時などの売り時というものがあります。

例えば、2015年から2020年位は低金利でお金を借りることができて、大きなお金が不動産に入り込んでいました。

不動産取引は活発化しており、以前より土地価格も上がっています。

このような時期は売り時です。

逆にリーマンショックが起こった2009年から2014年程度は地価が下がっていましたので、売り時ではありません。

経済の状況や、金融の情勢で、売り時も変わります。

非常に見極めが難しいのですが、公示価格の1.2倍より高い金額で近隣の売買がたくさん行われていると、相場的にも売り時と判断できます。

Kyo.N(専門家)

売り時を見極めるためにやるべきこと

売り時を見極めるためにはどのようなことを調べればいのでしょうか。

一般の人が比較的簡単にできることとして、

一般の人ができる売り時を見極める方法
  • 毎年発表される公示価格の変化を見る
  • 不動産売買専用のwebサイトで不動産の売れ具合を確認する
  • 毎月のマンション・建売市場動向を分析する

上記のような方法によって売り時を見極めることができます。

毎年発表される公示価格の変化を見る

毎年3月中旬に公示価格の価格変化を国土交通省が発表します。

公示価格は、毎年1月1日時点の土地評価を3月に発表しますが、公示価格の変動により売り時を分析できます。

公示価格が上がっていると、相場は活況で、高い金額で売りやすいということです。

足立区の公示価格変動の推移

足立区の公示価格変動の推移を見てみましょう。

年度 公示地価平均(㎡) 坪単価平均 前年比
2020年 39万2763 129万8392円 5.48%up
2019年 36万7663 121万5416円 5.16%up
2018年 34万6859 114万6643円 4.50%up
2017年 32万9866 109万0468円 2.07%up
2016年 32万3177 106万8353円 4.71%down
2015年 33万9120 112万1057円 0.76%up
2014年 33万6310 111万1771円 0.80%up

参考:土地代データ

年々公示価格は上昇していることがわかります。

公示価格が上昇しているということは売買価格が上昇しているということを指すので、2020年までは不動産の価格は上昇していると分析できるでしょう。

一般的に、公示価格の1.2倍程度が売買相場といわれています。

公示価格が高いということはそれだけ売買の相場が上がるということですので、公示価格の変化は売り時を見極めるには大切な指標です。

不動産売買専用のwebサイトで不動産の売れ具合を確認する

不動産が売れているのかどうかを確認するには不動産売買専用のwebサイト確認する方法が効果的です。

主な不動産売買専用のwebサイト

▼不動産総合サイト
SUUMO https://suumo.jp/
アットホーム https://www.athome.co.jp/
HOMES https://www.homes.co.jp/

▼売買メイン
オウチーノ https://o-uccino.com/front
ホーム4U https://www.home4u.jp/

自身が売却しようとしている不動産に特徴が似た物件を探し、どの程度で売れているのかを把握しておきましょう。参考になる物件は後で比較できるのでブックマークなどに入れておくようにしましょう。

売れ残っている不動産が多ければ、少し冷え込んでいるとの判断が出来るのです。

毎月のマンション・建売市場動向を分析する

不動産会社や民間の不動産シンクタンクでは、独自にマンションの動向調査を行い毎月発表している会社もあります。

マンション価格変化の推移や住宅着工件数といった情報を無料で提供していますので、相場動向の参考にするといいでしょう。

不動産のシンクタンクなどが発表するマンション動向調査により、不動産の活況具合を見ることができます。

マンションの価格が上がってたり、住宅着工件数が上がっていると不動産取引は活況だと判断することも可能です。

このような情報を活用することで、自分なりの最適な売り時を見極めることができます。

注意点:

不動産は、近隣の売買事例を見ることで、相場がある程度分かります。

相場に近い価格(相場から大きく外れていない価格)で実際の売却金額を設定することが可能です。

しかし、売買事例だけの判断ではなく他の要素で不動産価値の増減があります。

どのようなものが不動産価値の増減に影響するのでしょうか?

不動産の価値の増減に影響するもの
  • 不動産の形
  • 建物の場合は築年数
  • 建物の傷み具合
  • 不動産の広さ

などが挙げられます。

例えば、同じ地域でマンションが売りに出ているけど、築年数が20年も違うのに同じ金額で売却募集しても決まらないでしょう。

このような場合、同じように築年数が離れているマンションは価格にどの程度の差がついているのかを調べ、実際の価格に反映させることで具体的な金額設定ができます。

同じように、近隣事例の整形地と不整形地を同じ相場で売却しても不整形地の方は売れないでしょう。

この場合も、他のエリアで整形地と不整形地の価格の違いを調べて、実際の価格に反映させる必要があります。

つまり相場だけの情報以外に、特殊な条件や、異なる条件が加わるときが不動産の売買ではよくあるということです。
ですので、不動産の相場だけでなく、不動産の価値の増減に影響することがないのかをきちんと把握しておきましょう。

Kyo.N(専門家)

ここまで「売り時」について解説してきましたが、正直に言うと一般の人に売り時の見極めは難しいと思います。

かといって不動産会社に売り時のことを相談しても多くの不動産会社は、売り時などは気にせず(あえて触れないで)できる限り速く販売を開始したいと思うはずです。
※不動産会社は売買した手数料で生計を立てているので当然といえば当然です。

もちろんすべての不動産会社がそうとは限りません。ですので、もし相談した際に「今は安いから売るのをやめた方がいい」などとアドバイスをくれたら良い不動産会社だと判断できます。

一般の人が不動産売買を行う上で【良い不動産会社にお願いできるか】は非常に重要なことなのです。

良い不動産会社を見つけるためにどうすればいいのか?

不動産会社=あなたの不動産(家や土地など)を一緒に販売していくパートナーになる人です。

私は今現在も不動産業界に携わっており、実際に不動産売買や投資、経営の相談をよく受けています。
不動産売却においてよく聞かれることは、

  • 「実績が多い=優秀な不動産会社という考えで決めて大丈夫ですか?」
  • 「一番高く査定してくれるところにお願いしても大丈夫ですか?」
  • 「実績があるけど大手不動産会社じゃないから心配です・・・」

こういったことを本当によく質問されます。

不動産を売るというのは、当然ですが物件、築年数、エリア、場所、時期、タイミング」などによって金額はもちろん、売れる速さも大きく変わってきます

金額でいえば「数百~数千万円

速さでいえば「数ヵ月~1年以上

です。

「高く売る」というのはつまり、あなたの不動産に対して最大の価値を持った人を1人見つけるという作業なのです。ですので、実績が多いから、1番高く査定してくれたから、大手だからなどは一つの要因です。

その作業に対して最も効果的に動いてくれる不動産会社(パートナー)を決めていくので、本来そんな単純な要因だけでは判断できないのです。(そういったことも頭に入れておきましょう)

その上で、私のこれまでの経験から不動産会社を選ぶ際にこういったところを見よう!というポイントを5つまとめてみました。

良い不動産会社の5つの条件
正確な査定金額を出せる(根拠が明確で納得できる)
②あなたの物件の所在地のエリアで仲介実績が豊富にある
買主を集客する力がある
④あなたの不動産の売却戦略を提案できる
⑤あなたの不安や疑問に対する不動産会社の担当者の対応がよい

市況や、地域事情に精通していなければ正確な査定はできません。実績は実力の証ですし、それを支えるのが集客力になります。

そして、お客様の利益のためには、あなたの売却理由に適した販売戦略を提案できることが大事になります。
不動産が売却できるまでには数ヶ月かかります。その間何度も会って打ち合わせすることになる担当者との相性が良くなければ上手く行きません。

私の考えではありますが、ぜひ参考にしてみてください。

不動産査定をするなら一括査定がおすすめ

先ほど、足立区の地域に強い不動産会社10社をランキングにしました。

これらの不動産会社に足立区にある不動産物件の売却依頼をすると、それぞれ異なった金額を提案してくるでしょう。

不動産の価格査定は、不動産会社ごとに異なっていて、大きな開きが出てしまう場合も珍しくはありません。

オーナー

じゃあ、地域に強い地元の不動産会社と大手の不動産会社のどちらに依頼した方が、高い売却金額を査定してくれるの?
答えは、どちらが高いとは一概に言い切れません。

Kyo.N

さまざまな要因によってどちらが高い金額を査定するのかは異なります。

ですので、不動産の価格査定をするときには複数の不動産会社に売却査定の依頼をすることがベストです。

オーナー

なぜ複数の不動産会社に依頼した方がいいの?
これは、不動産会社ごとに掴んでいる情報が違うので地域に強い不動産会社にも大手の不動産会社にも依頼すると両方の持つ情報から売却のベストな方法を判断することができます

Kyo.N

また、不動産会社ごとに査定額が異なるので、複数の見積もりから大まかな相場が見えてきますし、複数の査定の中から自分が選びたい不動産会社を選択できます。

とはいえ、複数の不動産会社に一つ一つ依頼していくとなると当然手間も時間もかかってしまいますよね。

そのため、一般的には1社もしくは多くても2社程度にしか査定依頼をしません

不動産一括査定サイト

一般的な流れでいうと「地元の不動産会社(不動産屋)に売却の相談をする」といういうのが一般的です。

ですが、それだと上記でも書いたように1社1社に問い合わせ、査定をしてもらう必要があるので多くても2~3社程度で終わってしまいます。

そこで便利なのが、「不動産一括査定サイト」です。

不動産一括査定サイトとは不動産を売却したいユーザーがいくつかの必要情報を入力すると複数の不動産会社にまとめて査定依頼が行えるシステムです。

一括査定というのは主に中古車などを売るときによく使われているサービスですが、2008年辺りから不動産関係も一括査定が行えるサイト(サービス)が増えてきました。

不動産の一括査定サイトが登場したことにより、ユーザーは複数の不動産会社に一括で査定依頼をすることができるようになりました。

不動産の一括査定サイトの特徴や仕組についてわかりやすく解説しますね。

査定依頼ができる不動産会社はサイトによって異なる

査定をしてもらう不動産会社の選定は、不動産一括査定サイトによって異なります。

現在数十程度の不動産一括査定サイトが存在していますが、不動産一括査定サイトによって提携している不動産会社が異なるということです。

さらに、各サイトによって、

  1. ユーザー側で依頼したい不動産会社を選ぶことができるサイトもあれば、
  2. あらかじめ査定してくれる不動産会社が決まっているサイトもある、

このように、サイトによって異なるのが特徴です。

査定依頼をする方法もサイトによって異なる

査定依頼した不動産会社から不動産の詳しい情報を確認するために電話がきて、いくつかの質問に答えるので一般的ですが、「メールで対応してほしい」「電話もメールもなしにしてほしい(簡易査定)」といった対応が可能なサイトもあります。

基本的には査定依頼後、数日経過すると複数の不動産会社から査定結果がメールで送られてきます。

その中からどの不動産会社を選択するのかはユーザー次第となります。

1番高く査定金額を出してくれた不動産会社にしてもいいし、もっとも査定に現実味がある査定をした不動産会社に依頼してもよいのです。

つまり、不動産会社を決めるのはユーザーが決めることになります。

MEMO
あくまでも不動産の査定を行ってもらえるサービスですので、査定を依頼したからといって必ず依頼会社を決める必要はありません。

今までは地元の不動産会社(1社)にだけ査定依頼をすることが多く、安い金額の査定でも比較する材料がないので、そのまま売却を進めることは少なくありません。(実際に今でもそういった取引で行われています)

結局、お客様が安い金額で売ってしまい実は損をしているということが多かったのですが、不動産一括査定サイトの台頭によって、よりユーザーが満足できる金額で売却しやすくなりました。

ひとことで不動産一括査定サイトといっても、たくさんのサイト(主流のサイトだけでも10サイト以上)があります。

例えば足立区の不動産を売却する場合、ユーザーはどの不動産一括査定サイトを選べばいいのでしょうか。

足立区におすすめの不動産一括査定サイト

足立区でも、家(戸建て)を売却したいのか、マンションなのか土地を売却したいのかによって、おすすめの不動産一括査定サイトは異なります。

ここからは、不動産物件ごとにおすすめの不動産一括査定サイトを紹介していきましょう。

家(戸建て)の場合

戸建て住宅においておすすめできる不動産一括査定サイトにはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、3つの不動産一括査定サイトを紹介します。

イエウール

イエウール 不動産一括査定サイト

査定提携会社 1,600社
一括依頼社数 6社
特徴(ストロングポイント) しつこい営業を行う不動産会社は排除される。

LINEのようなチャット風のやりとりが楽しめる。

サービ利用者は1,000万人以上

すまいValue

すまいValue(すまいバリュー)不動産一括査定サイト

査定提携会社 6社
一括依頼社数 6社
特徴(ストロングポイント) 査定提携会社が大手6社のみだが、この大手6社に依頼できるのはこのサイトのみ

満足度調査96.7%が満足と回答

6社の取引件数累計が1年間で11万件と売却力が優れている。

suumo(スーモ)

suumo 不動産一括査定サイト

査定提携会社 2,000社以上
一括依頼社数 6社まで
特徴(ストロングポイント) 国内最大を誇るサイト。

不動産探しの代表ともいえるブランドがあるので安心できる。

査定提携社数が多く、色々な種類の不動産会社に依頼できる。

 

 

マンション(中古マンション)の場合

次に中古マンションの場合におすすめの不動産一括査定サイトを紹介します。

マンションナビ

マンションナビ 一括査定サイト

査定提携会社 900社
一括依頼社数 9社(売買6社+賃貸3社)
特徴(ストロングポイント) マンションに特化したサイトであること。

「WEB相場価格システム」で、おおよその取引価格が確認できる。

サービス利用者は分譲マンション専門でも300万人以上。

HOME’S不動産売却査定サービス

homes 不動産一括査定サイト

査定提携会社 1,700社以上
一括依頼社数 10社
特徴(ストロングポイント) 大手から地場まで色々な不動産会社と提携している。

提携している不動産会社の情報が豊富。

サービス利用者 600万人以上

 

 

土地(農地・山林含む)の場合

最後に土地の場合、おすすめの不動産一括査定サイトを紹介します。

実は、土地の一括査定を行っていないサイトもあり、戸建てやマンションに比べると土地だけの査定をしているサイトは少ないのです。

その中でおすすめできる不動産一括査定サイトです。

リビンマッチ

リビンマッチ(lvnmatch)不動産一括査定サイト

査定提携社 1,400社
一括依頼社数 6社
特徴(ストロングポイント) マンション、戸建だけではなく、土地、農地、マンション1棟など物件種別が豊富

契約後電話アンケートに協力したら5千円ギフトカードプレゼント(2020年3月時点)

東証マザーズ上場の信頼感

HOME4U

home4u 不動産一括査定サイト

査定提携社 1,300社
一括依頼社数 6社
特徴(ストロングポイント) 顧客満足度97.5%

NTTデータグループでセキュリティは安心

18年の実績と累計売却査定件数35万件

すまいうる

不動産のプロから見た「すまいうる」の総評

査定提携社 1,300社
一括依頼社数 6社
特徴(ストロングポイント) 株式会社エイチームライフスタイル(東証一部上場会社グループ)が運用するサイト

「大京グループの大京穴吹不動産」「東宝ハウスグループ」と提携

山林や農地、工場や店舗といった不動産の一括査定も対応
※対応エリア:8都道府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫、愛知)

 

足立区の不動産会社(一括査定サイト):まとめ

足立区は、街自体が活況で、おおよそ、相場通りの取引で不動産が流通されているようです。

しかし、不動産会社の選択を間違えると、あまり満足のできる金額で売却できない可能性もあり、不動産会社の選択は非常に大きなポイントといえます。

不動産業界に20年以上働いているものとして実感するのは不動産の査定は、査定する人によって大きく異なってくるということです。

不動産の査定に関しては、多くの会社で査定した方が、理想に近い現実的な金額で売却できます。

とくに不動産関係の知識もない一般の方が、1社~2社程度の査定だけでは、その査定額が本当に相場に即した査定なのかどうか判断はできないと思います。

私の経験から述べても、近年良く利用されている不動産一括査定サイトは、ユーザーにとって非常に便利なサイトですし、本来あるべき形だと感じています。

足立区は都心でたくさんの売買事例があるので、過去の事例を参考にして最大に高い価格を設定して売却活動ができるでしょう。

良い不動産会社の5つの条件
正確な査定金額を出せる(根拠が明確で納得できる)
②あなたの物件の所在地のエリアで仲介実績が豊富にある
買主を集客する力がある
④あなたの不動産の売却戦略を提案できる
⑤あなたの不安や疑問に対する不動産会社の担当者の対応がよい

市況や、地域事情に精通していなければ正確な査定はできません。実績は実力の証ですし、それを支えるのが集客力になります。

そして、お客様の利益のためには、あなたの売却理由に適した販売戦略を提案できることが大事になります。
不動産が売却できるまでには数ヶ月かかります。その間何度も会って打ち合わせすることになる担当者との相性が良くなければ上手く行きません。

実際に使える質問集

  • Q.査定に使用している事例の物件は、御社が仲介した物件ですか?
    →査定は概ね「取引事例比較方式」で行われます。その場合事例物件の選定が重要になります。また不動産会社の実績も聞けます。
  • Q.事例物件は、どのような事情で売られたのかご存知ですか?
    →事例が、売り急ぎや買い進みのような特殊事情があると査定金額の正確性に影響が出ます。また不動産会社の地域情報把握力、市況把握力がわかります。
  • Q.査定書の「流通性比率」の数字の理由を教えてください
    →「取引事例比較方式」で価格操作をしやすい項目なので、ワザと高くしていないかがわかります。
  • Q.今、うちの物件と競合するような物件はありますか?
    →売却戦略を立てる上で最も大事な事が、競合物件の情報です。競合物件の情報によって、あなたの物件の見せ方も変わってきます。不動産会社が市場動向に精通しているかどうかもわかります。
  • Q.私の物件をどのように販売しようと考えていますか?
    →前述の6つの買主集客方法をどの程度使ってくれるのか把握するためです。
  • Q.物件を売るのにどれくらいの費用がかかりますか? 税金はどれくらいかかりますか?
    →担当者の知識レベルを把握してください。
注意
※なお、不動産会社の選定は面談時に決定しないでください。不動産会社がねばってきても全会社の話を聞いてから、1人になって冷静に判断しましょう。
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宅地建物取引士、賃貸経営管理士、米国不動産経営管理士。 大学卒業後、証券会社に勤務、その後、不動産会社へ転職。 賃貸仲介・売買仲介・管理業務と不動産全般を経験し、現在は金融の知識も生かしコンサルティング業務を行う。 20年超の勤務経験と、不動産全般を経験した知識から、さまざまな角度から不動産経営や投資についての悩みを 解決する。