HOME4U(ホームフォーユー)にはデメリットがあるのでしょうか?

HOME4U(ホームフォーユー) 不動産一括査定サイト

「HOME4U」と検索すると”デメリット”というのがでてきました。「HOME4U」にはデメリットがあるのでしょうか?また、そのデメリットにはどんなことがありますか?

今回のご質問者様の相談内容は「HOME4U(ホームフォーユー)という不動産一括査定サイトのデメリットがあるか否か、またあるとしたらどんなデメリットか」というものです。

昨今は不動産一括査定サイトの数も増えてきており、各サイトにどういった違いがあるかを知りたいというニーズが増えています。
その中で各サイトのデメリットを通して、どのサイトが自分に合っているかを確認していくのがおすすめです。

不動産一括査定サイトといっても万能ではなく、自らに合ったものを利用することであなたの望む結果を得ることができるのです。

それでは、HOME4U(ホームフォーユー)のデメリットから確認していきましょう。

記事の後半では、HOME4Uのデメリットを補う工夫も紹介していくので確認してみてくださいね。

そもそもHOME4U(ホームフォーユー)とは?

はじめに「そもそもHOME4Uってどんな不動産一括査定サイト?」という点について簡単に確認してみましょう。

HOME4Uの特徴を確認することで、デメリットがよりわかりやすくなるのです。

HOME4Uの特徴をまとめると以下の通りとなります。

HOME4Uの3つの特徴
  1. 2001年開設の老舗不動産一括査定サイト
  2. 提携不動産会社は約1,300社
  3. 万全の情報セキュリティ

HOME4Uは「NTTデータグループ」が運営する不動産一括査定サイトになります。

2001年から運営されているため、約1,300社という多くの不動産会社が登録されており、またNTTデータグループゆえの高いセキュリティに大きな特徴があります。

セキュリティが高いということは、それだけ無駄な営業電話の数も少なくなるため不動産一括査定サイトを利用する身としては嬉しいですよね。

このようにHOME4Uは長い実績に裏打ちされた高い安全性と、地方の不動産まで幅広くカバーする数多くの不動産会社が登録している一括査定サイトなのです。

不動産オーナー

一見するとデメリットがなさそうに感じるけど、やっぱりデメリットはあるんだよね?
そうですね、HOME4Uの場合はサイト自体の不足というよりはメリットを突き詰めたがゆえに発生したデメリットということができます
そのためHOME4U自体に決定的な問題があるわけではないので安心してください。

不動産会社

HOME4U(ホームフォーユー)の2つのデメリット

さて、HOME4Uの特徴を確認したところで、続いてはご相談内容であるHOME4Uのデメリットについて確認していきましょう。

ずばりHOME4Uには以下の2つのデメリットがあります

HOME4Uの2つのデメリット
  1. 提携会社が多いため管理が難しい
  2. 査定の際に選ぶことのできる不動産会社の数に地域差がある

いかがでしょうか。なんとなくイメージできますでしょうか?

どちらもHOME4U自体に問題があるのではなく、一つのメリットを突き詰めた結果、必然的に発生したものであり、また多くの不動産一括査定サイトが構造的に抱えるデメリットです。

以下では2つのデメリットについて詳しく確認していきましょう。

提携会社が多いため管理が難しい

はじめに「提携会社が多いために管理が難しい」というデメリットについて確認していきます。

HOME4Uの特徴で紹介したとおり、同不動産一括査定サイトは約1,300社という膨大な提携会社を有しています。

こうした膨大な数の提携会社は確かに不動産一括査定サイトの強みとなります。不動産会社はそれぞれ得意とする物件があるため、多くの不動産会社と提携していることで不動産一括査定サイトはより正確な査定結果を出すことができるためです。

しかし提携会社の数が多いと、一般的に一つひとつの会社の管理は甘くなります。
例えば提携会社が10社であれば、その10社を徹底して管理できますが、1,300社あるとどうしても一つひとつの会社の管理にかける時間は少なくなりますよね。

これがHOME4Uの一つのデメリットです。

同サイトは老舗であり、セキュリティ体制もしっかりしていますが、提携会社が多いことから悪徳の不動産会社が紛れ込む隙間は、提携会社が10社の不動産一括査定サイトよりも大きくなるのです。
ただしあくまで一般論としてのデメリットなので、HOME4Uを利用しない理由にはならないでしょう

査定の際に選ぶことのできる不動産会社の数に地域差がある

続いて2つ目のデメリット「査定の際に選ぶことのできる不動産会社の数に地域差がある」について解説します。

こちらはHOME4U特有のものというよりは、多くの不動産一括査定サイトに共通するデメリットとなります。

HOME4Uのように膨大な提携会社を誇るサイトであってもすべての地域の不動産を満遍なく正確に査定できるとは限りません。
不動産会社の多くは都市部に集中しており、地方によっては不動産会社の数が少ない場合があります。そのため地方の不動産を査定する際に選ぶことのできる不動産会社の数は、HOME4Uであっても少なくなる傾向があるのです。

これもデメリットといえばデメリットですね。しかしHOME4Uのみにみられるデメリットではなく、多くの不動産一括査定サイトに共通する弱みとなります。

このように万能のHOME4Uであっても一応のデメリットはあります。そのため、home4uを利用する際はデメリットを補う方法を同時に知っておく必要があるでしょう

HOME4U(ホームフォーユー)のデメリットを補う工夫

さて、HOME4Uのデメリットについて解説しましたが、大まかなところはイメージできたでしょうか?

繰り返しになりますが、HOME4Uのデメリットはサイト自体に根本的な問題があって存在しているものではありません。そのためデメリットを補う方法を用いることで、HOME4Uをより万能の不動産一括査定サイトとして使うことができるのです

ここでは、HOME4Uのデメリットを補う方法について解説しましょう。
以下では3つの方法を紹介するので、読んでみてくださいね。

①提携会社による悪質行為は提携取り消し事由となる

先ほど「提携会社が多いため管理が難しい」というデメリットがあることを述べました。そのため場合によっては悪徳な不動産会社がサイトに紛れ込む場合もあり、あなたがそういった会社に当たってしまうと不動産を安く見積もられるなどのリスクがあるのです。

しかしHOME4Uも悪徳な会社を漫然と放置することはありません。悪質な行為が発覚した時点で、その不動産会社は提携取り消しとなります。そうなってしまうとHOME4Uを介しての集客ができなくなるのです。これは不動産会社にとっても大きなデメリットとなります。

そのため不動産会社の側から考えると、悪質行為をはたらいてHOME4Uとの提携を取り消しされるよりは適切な業務を継続して長く提携関係を維持したいと考えるのが自然です。

つまり、悪質行為をはたらく不動産会社は決して多くないということになります。そのため1,300社との提携関係があるからといって過度に不安になる必要はありません。

②地方物件については、実際に物件の所在地周辺の不動産屋を訪れて補う

査定の際に選ぶことのできる不動産会社の数に地域差があるデメリットについては、HOME4Uとともに現地の不動産会社を利用することで補うことができます。不動産は土地に根付いて存在するものなので、やはり所在地の近くにある不動産会社の方がノウハウを得やすくなります。

そして不動産会社の中には当然ながらHOME4Uに登録していないところもあるので、そういった会社を見つけて利用できると万全です。小さな不動産会社であっても地方で高い実績を持つものは多く、そういったところに相談できると地方の不動産であっても適切な査定額を得ることができます。

不動産オーナー

都市部の不動産であっても現地の不動産会社に相談すべき?
HOME4Uのように提携不動産会社が多いサイトであれば、都市部の不動産については精度の高い査定結果が期待できます。そのため必ずしも現地の不動産会社を使う必要はないかもしれません。しかし余裕があるならば、HOME4Uにない不動産会社を使うのも良いでしょう。

不動産会社

③すぐに契約しない

不動産一括査定サイトを使う場合の全般の注意点ですが、「すぐに契約しない」というものは非常に重要です。
不動産一括査定サイトを使うと、当然査定額が出てきますが、それはあくまで査定額であり、必ずその価格で不動産が売れるというわけではありません。そのため、最も高い金額を提示した不動産会社とすぐに契約するのはリスクが高くなります。

専属専任媒介契約

特に専属専任媒介契約という種類の契約を締結してしますと、以下の2つの行為ができなくなります。

専属専任媒介契約により制限される行為
  1. 他の不動産会社との媒介契約
  2. あなたが見つけた買主との売買

ただし、専属専任媒介契約を締結することで不動産会社は、あなたの不動産を売却して利益を得ようと努めるため売却相手が見つける可能性は高くなります。

このように専属専任媒介契約にはメリットとデメリットの双方がありますが、信頼できる不動産会社かわからないまま締結してしまうのは逆に他の不動産会社から取引相手を紹介してもらうチャンスを逃すことにもつながります。

そのため、不動産一括査定サイトを使った場合も、まずは信頼できる不動産会社を選ぶことが重要となります。

HOME4U(ホームフォーユー)はこんなときに使おう

このようにHOME4Uにあるデメリットについては、他の手段で補うことができます。

そのためデメリットはそれほど過度に気にする必要はないでしょう。むしろ提携会社数1,300社という強みを活かして利用することで、あなたの望む形での不動産売却が高い確率で実現できるはずです。

HOME4Uの強みを活かすためには、以下のような場合に利用するのがおすすめです。

HOME4Uの利用が向くシチュエーション
  1. 不動産の価格相場をとりあえず知りたいと考えるとき
  2. はじめて不動産一括査定サイトを使うとき
  3. 価格相場は知りたいけれど、営業の電話は受けたくないとき

HOME4Uは提携会社も多く、セキュリティがしっかりしているため、はじめて使う不動産一括査定サイトにぴったりなのです。
また、手間のかかる営業電話が少ないため、まだ本格的に売るつもりはないけれど価格相場はとりあえず知っておきたいという場合にもHOME4Uは適しています。

このようにHOME4Uは初心者でも使いやすい万能の不動産一括査定サイトですが、上述したデメリットを補う方法は常に頭の中に入れておいてください。そうすることで、リスクを回避してより優れた形でHOME4Uを使いこなすことができるでしょう。

HOME4U(ホームフォーユー)を利用する手順

それでは記事の最後に、HOME4Uの利用手順を紹介します。

はじめに手順を確認し、その後にキャプチャ画像を用いて手順の一つひとつを確認してみましょう。

以下が手順の全体像です。

  • STEP.1
    物件所在地等を入力して「査定スタート」をクリック
  • STEP.2
    「物件情報」を入力
  • STEP.3
    「物件詳細情報」を入力
  • STEP.4
    査定結果の連絡先を入力
  • STEP.5
    不動産会社を選択
  • STEP.6
    「査定を依頼する」をクリックで完了

このように6つのステップで利用できます。
それでは6つのステップについてキャプチャ画像とともに確認していきましょう。

はじめにHOME4Uのホームページにアクセスします。すると以下の画面に飛びます。

ステップ1

物件所在地等を入力して「査定スタート」をクリックします。

ステップ2

物件情報を入力します。

ステップ3

さらに物件情報を入力し、査定の理由なども入力します。
また末尾にある「ご要望・ご質問」の欄には、細かな情報や要望を記載していきましょう。

ステップ4

個人情報を入力します。

ステップ5

査定を依頼する不動産会社を選択します。不動産の所在地や種類によっては、ここの表示される会社の数が少なくなることもあります。

ステップ6では、「査定を依頼する」をクリックで完了です。

このようにHOME4Uは簡単な6つのステップで不動産一括査定を行うことができます。

ここまで紹介してきたとおり、HOME4Uにはデメリットもありますが、それを補いつつ利用していくことであなたの不動産について高い精度の査定額を得ることができるはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はHOME4Uのデメリットについて解説しました

HOME4Uには確かにデメリットがありますが、他の手段で補うことができます。

以下は今回の記事で紹介したHOME4Uのデメリットと、それを補う方法です。

HOME4Uのデメリットと、それを補う方法
2つのデメリット

  • 提携会社が多いため管理が難しい
  • 査定の際に選ぶことのできる不動産会社の数に地域差がある

デメリットを補う3つの方法

  • 提携会社による悪質行為は提携取り消し事由となる
  • 地方物件については、実際に物件の所在地周辺の不動産屋を訪れて補う
  • すぐに契約しない

以上のようにHOME4Uには2つのデメリットがあります

しかし、上記の3つの方法で補うことで、HOME4Uは非常に使い勝手の良い不動産一括査定サイトとして活用することができます。

老舗のため実績もあり、またNTTデータグループが運営していることからセキュリティにも安心感があります。そのためHOME4Uは万人におすすめできる不動産一括査定サイトということができます。

あなたも、この記事で知ったデメリットを補うことを念頭に置きながらHOME4Uを利用してみてくださいね

HOME4Uの詳細や口コミ・評判については、以下の記事でまとめています。

HOME4U(ホームフォーユー)不動産一括査定サイトのリアルな口コミ評判まとめ

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坂田

都内在住専業ライター。法科大学院を卒業し、上場企業で不動産を含む不動産取得・投資活動に関わった後に専業ライターへ転身。